百の三

最近芸人にして小説家のピース又吉さんのYouTubeを拝聴させてもらっている。芸人と小説家というどちらも言葉によって物語を紡ぐ方ということで言い回しの表現が一つ一つ趣向を感じられるのがとても面白い。その企画の一つに「百の三」という企画がある。この企画は一つの質問に対して百個の答えを用意していき、その中でよいものを三個でも見つけられたらいいというものである。

いつだったかインターネットの記事でビジネスで成功するためには100個の企画を考えろなんてものがあったりする。人間の思考の幅には際限がないといいたいものだが、それでも一般人が考えうる物事の限界というものは存在する。思考の新規性を突き詰めるというものは非常に難しい、それこそ天才のそれである。だが、思考の深さに関してはその限りではないと思っている。つまり、百という大量の思考実験をすることによって最後に残った高濃度の搾り汁を得ようということなのである。これは量質転換とも違う、量濃度変換というような試みである。

また、ブログの記載方針として版権や肖像権などの権利関係で悩まされないため、また、ふと何かを調べたくなってChatGPTやGoogleに検索し始めることで、思考を分散させたり、ほかの人の言葉を使ってブログを更新することだけはしたくないのである。どうしてもAIや検索に頼ってしまうとそれは自分の言葉の所有権を手放すことになる。そういう意味でも一つのWordPress投稿画面と長い時間対峙して、自分の言葉で投稿することそれこそ価値のあるものだと思っているし、正直昨今の最新AI動向に疲れている自分を週の半分以上感じているのだ。

長々と話してきたが、要は画像や動画の転載をすればいくらでも多くの人の目が向けられるブログというものにおいて、なるべく文字だけで自己表現とアウトプットをしたい私一個人が、どのようにみんなが考えつくような内容以外の表現をできるようになるかと考えたときに、このように思考の深さ、濃度を突き詰めていくことしかないのである。

そこで思考の深さをnode_modulesと同等ブラックホールくらい深くまで突き詰めていくこともかねていくつかのテーマに沿って三個の良質な真理を掘り当てようという算段なのだ。

これらの百個は並列で進めていく。そのため頻度の高いブログ更新にも良いテーマなのではないかと思う。

このままここでなにがしのテーマについていくつかの項目を挙げていってもいいのだが、まずはこの章にてこれからの行動を宣言しておきたかったのである。よってある諸テーマについて考えていくのは次の章からでも遅くはない。

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